大林組、橋梁の柱頭部を段階的に造る新工法を開発──工程短縮・省人化を約30%実現

大林組は10月13日、PC橋梁工事で橋脚上部の柱頭部を造る
「クラッベワーゲン工法」を開発したと発表した。
既存の移動作業車に軽微な改良を加え、
大型ブラケットや足場支保工の組み立て・解体を不要にする。
同社によると、従来工法に比べて約30%の工程短縮・省人化を実現した。

従来の課題──柱頭部を造るための準備に時間がかかる

対象となるのは、柱頭部から左右に橋桁を伸ばす張出し架設工法だ。
従来は、専用設備である移動作業車を2基置ける幅の柱頭部を先に造る。
大林組が示した作業内訳では、そのための足場支保工の組み立て・解体が
柱頭部構築作業の48%を占める。
高所での作業でもあり、施工の効率化と安全性向上が課題となっていた。

何が変わるのか──作業車を使い、柱頭部を3段階で広げる

新工法では、まず橋脚と同じ幅の柱頭部を造る。
次に移動作業車を1基設置して片側を構築し、
もう1基を追加して反対側を構築する。
作業車の主部材が互いに干渉しないよう、配置を工夫した。

柱頭部の完成後は、追加したスライド機構で主部材を従来の位置に戻し、
従来の施工方法に移れる。
同社が示した工程比較では、柱頭部の施工期間は
従来工法の140日に対し、新工法では100日となっている。
同社は、高所作業の削減による安全性向上にも寄与するとしている。
約30%という効果は柱頭部施工について示したもので、
橋梁工事全体の短縮率ではない。

LC Signalの視点──受注後でも取り入れやすい改良

大林組は、大幅な構造変更や作業車の改造を伴う既存工法では、
受注後の適用が難しい場合があったと説明している。
今回は既存設備を生かし、柱頭部の完成後には従来の施工方法へ戻せる。
工程を短くする効果とともに、現場で導入しやすい点も採用の判断材料になりそうだ。
同社は今後、PC橋梁工事への適用を進めるとしている。


主要情報源

本記事は2026年10月14日時点の公開情報に基づき、AIを活用して作成しています。
発表日は公式ページの日付表記に従っています。
施工期間・作業割合・省人化の効果は、同社が示した柱頭部施工に関する説明に基づきます。
「LC Signalの視点」は、公開情報を踏まえた本メディアの考察です。

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